松山南高校砥部分校(愛媛県砥部町岩谷口)の美術部員8人が砥部町大南の大宮八幡宮に25日、来年のえと「午(うま)」を描いた大絵馬(縦3メートル、横3.4メートル)を奉納した。同校の絵馬奉納は8回目で、1、2年生11人が放課後や土日に制作、デザイン選定から色塗りまで約1カ月を費やした。 2年権名津優花さん(17)によると、波をイメージした背景には東日本大震災からの復興や受験など困難を乗り越える意思を表現。草原を駆け抜ける親子3頭の馬には「身近に大事な人がいる1年に」との願いを込めた。 地元の建設業者と大総代8人が協力し、本殿前の巳(み)年の絵馬を掛け替えた。クレーンでつり上げた絵馬が台座の石に据えられると、生徒らは囲んで盛り上がっていた。
↧