38年間、愛媛県松山市内の学童保育(放課後児童クラブ)の普及や環境改善に取り組んできた「市学童保育連絡協議会」(黒木光子会長)は22日、同市若草町の市ハーモニープラザで解散式を行った。市内ほぼ全域に整備されたことなどからニーズが減り、2012年度以降加盟クラブがゼロになっていた。 解散式は約10人が出席し、黒木会長が「市内に学童保育がほとんどない時代から認知を広げてきた活動の意味は大きかった。加盟を増やすことができず解散に至ったのは残念」とあいさつ。活動を支えてきた久枝児童クラブの指導員久山昭江さん、徳井純元会長に感謝状を贈った。 黒木会長らは「指導員の待遇改善など、クラブ間で協力して解決するべき課題は今後も多い」として、本年度内にも後継団体を結成する考え。
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