クリスマス商戦が佳境を迎えた3連休中日の22日、愛媛県内の百貨店や商店街ではギフトを買い求めるカップルや家族連れでにぎわった。景気回復の兆しか、高価な宝飾品を購入したり、「プチぜいたく」な食事をしたりしてクリスマスを過ごす人も多そうだ。 松山三越(松山市一番町3丁目)では20万~30万円の海外ブランドアクセサリー類が人気。「例年に比べ動きだしは2週間ほど早い」などと一部に消費者心理の改善基調がうかがえた。 松山三越では女性客の支持を得て、5万~7万円台の国産時計が前年比倍以上の伸び。クリスマスケーキも約15%増加した。「シンプルな宝飾品が好まれるのと同様、実用的な商品を求めるのが今の消費者心理では」と分析した。 クリスマスディナーも人気。松山市道後鷺谷町の道後山の手ホテルでは、22~25日限定で用意したコース料理の予約がほぼ満席。料金は1万500円と高価だが、目標の700人を上回る800人強が訪れる予定で「人数は過去最高になる見通し」(担当者)という。
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