冬が旬の養殖ブリの出荷が愛媛県愛南町久良地区で最盛期を迎え、脂が乗って丸々と太ったブリが連日県内外に送り出されている。 地区では4業者が11月から来年2月にかけて計12万~13万匹を出荷する見込み。22日は浜英水産が1年半かけて5、6キロ台に育てた約900匹を水揚げした。 久良漁港沖のいけすでは午前4時から作業が始まり、従業員らがブリを玉網ですくい上げては船上で生け締め。漁港で重さを計測しながら手際よく1匹ずつ箱詰めしていった。 養殖ブリは久良漁協が個人向けに直販しており、竹田英則組合長は「今年は水温が低く脂の乗りがいい」と太鼓判。直販用出荷は2月末までで、価格は4キロ台5千円など。問い合わせは同漁協=電話0895(72)1225。
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