人権フェスティバルin新居浜(愛媛県新居浜市など主催)が22日、同市繁本町の市民文化センターであった。非行防止に取り組み「夜回り先生」として知られる元高校教員の水谷修さんの講演を通し、市民ら約600人が命の大切さを再認識した。 水谷さんは知人教員との会話をきっかけに、腐った子どもはいないと証明しようと、定時制高校に校長として赴任した22年前から夜回りを始めた。 講演では、全国の繁華街を回り、メールや電話で非行やいじめ、自傷行為に悩む中高生の相談に応じてきた中での出会いなどを紹介。健全な精神は健全な肉体に宿るとして「早起きして外出し、美しい物探しをしよう。美しい物は生きる力になり、人を強くしてくれる」と呼び掛けた。
↧