愛媛県内の私立の学校と幼稚園で、教員免許状を更新しないまま勤務していた教諭が2009年以降4人いたことが19日、県などへの取材で分かった。うち3人は更新期限終了時に教諭職に就いておらず、免許が休眠状態のままで採用されていた。県私学文書課は「本人の責任もあるが、採用時の学校の確認体制が不十分」と指摘している。 今年10月、東予の幼稚園から県教育委員会へ申告があり、男性教諭の更新漏れが発覚。更新期限は10年度末で、必要な講習計30時間を受けておらず、免許は休眠状態だった。幼稚園側は男性に確認しないまま今年4月1日付で採用していた。 12年度にも同様の理由で、南予の幼稚園教諭、中予で中学と高校の免許を持つ教諭が更新していなかった。生徒の単位取得に影響はなかったという。
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