排水処理設備製造・施工・販売などのダイキアクシス(愛媛県松山市、大亀裕社長)が19日、東京証券取引所の市場第2部に上場した。公募株式の発行価格1300円に対し、初値1351円、高値1390円を付けたが、終値は1290円だった。出来高は93万4400株。 大亀社長は東京・日本橋兜町の東証で会見。初値が公募価格を上回り「ほっとしている」とし、1部への変更について「なるべく早く目指したい」と意欲を見せた。 上場を受け「知名度向上を生かし、海外展開を推進する」と表明。10月に買収したインドネシアの浄化槽メーカーを拠点に東南アジア諸国連合(ASEAN)各国への販路拡大を目指す。 アジアの下水道普及率はかなり低いとし「倍々ゲームで(販売を)増やす余地はあると思う」とした。インドネシアでは生産能力増強のため来年中に工場を建設し、既存工場は閉鎖する。
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