津波が来る前に子どもたちを安全に避難させようと、愛媛県松山市西垣生町の木の実幼稚園は１９日、避難訓練を行った。園児約３３０人と教職員２２人が約１キロ離れた垣生中学校へ徒歩で避難した。 同幼稚園は海から約３００メートルの位置にあり、大地震後の津波への備えは切実。子どもたちにも自分の命は自分で守る防災意識を身に付けてもらおうと昨年から実施している。 １９日は、大地震が発生したという園内放送で訓練がスタート。年長児と年少児をペアにしたり、交差点横断時の隊列を工夫したりして避難。昨年は約４０分かかった避難時間を２１分に短縮できた。 垣生中に到着後、年少児約１００人が２年生の案内で校舎４階に避難した。
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