愛媛労働局は17日、ブラック企業対策の一環で県内85企業・事業所に重点監督した結果、全国平均を5.1ポイント上回る87.1%の74事業所で違反があり、是正勧告したと発表した。 最多は、時間外労働に関する労使協定を締結せずに残業させるなどした労働時間の違反で47件。サービス残業を強いた賃金不払い残業24件が続いた。 四国で実際にあった監督指導例によると、休日や深夜に時間外労働させた18歳未満に割増賃金を支払っていなかったほか、上司がタイムカードを不正に打刻していたり、労使協定の限度を超え月100時間を超える時間外労働をさせていたりしたケースがあった。
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