第25回愛媛新聞小学生読書感想文コンクール(愛媛新聞社主催)の表彰式が7日、松山市大手町1丁目の愛媛新聞社であり、最高賞の太陽石油SOLATO賞を受賞した鬼北町立近永小6年の桜田侑生さん(12)らが表彰状を受け取った。 今年は564点の応募があり、最優秀など計36点が入賞。式には受賞者や保護者ら約110人が出席した。 入賞者を代表し、桜田さんが受賞作「『死』と『生』」を朗読。東日本大震災の被災地で遺体の復元ボランティアに取り組む納棺師笹原留似子さんの奮闘をつづった本について、「笹原さんの活動を通じ、大切な命を失った家族がいることを実感した。震災で亡くなった人の分まで精いっぱい生きていきたい」と力強く語った。 審査を担当した愛媛大教育学部の三浦和尚学部長は「例年以上に粒ぞろいだった。皆さんはきっと、読書は自分の心を成長させる大切なことだと分かっていると思う」と講評した。
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