きれいな服ができるのは、小さな針さんのおかげです―。服飾などを学ぶ専門学校松山ビジネスカレッジ(愛媛県松山市一番町1丁目)の生徒ら約50人が6日、校内で感謝の気持ちを表す「針供養」を行った。 折れたり曲がったりして使えなくなった針を、軟らかいこんにゃくなどに刺して祭る伝統行事。同校が40年以上前から毎年開催している。 校内に作られた祭壇には、今年破損した待ち針、縫い針、ミシン針など1300本をお供え。生徒たちは焼香した後、「針が働いてくれるからすてきな服ができる喜びがある」「ついつい酷使してしまうけど、いつもありがとう」などと感謝の言葉を述べた。
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