愛媛労働局は2日までに、職業別の県内雇用状況をまとめた。看護や建設・採掘は求人賃金が高水準ながら有効求人倍率が2倍を超す人手不足。一方、賃金が低い事務職は求職者が求人数を大幅に上回り、ミスマッチが浮き彫りとなっている。 雇用状況把握を目的に、国の分類に基づき七つの職業で調査した。10月の有効求人倍率でニーズが高いのは保健師や助産師など看護2.70倍、建設・採掘2.01倍、保育士や医師など専門・技術1.60倍、福祉関連(介護)1.59倍。逆に1倍を下回って就職が難しいのは事務0.29倍と販売0.72倍だった。 4~10月の求人平均賃金は高い順に専門・技術22万1000円、建設・採掘21万1000円、看護20万8000円。低い順では事務16万1000円、サービスと福祉関連(介護)がともに16万8000円で、全職業平均18万9000円を下回った。
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