ＪＲ四国は２５日、２０１４年６月を目標に予讃線松山（愛媛県）―高松に新型特急電車（８６００系）２両２編成の計４両を導入すると発表した。蒸気機関車（ＳＬ）をモチーフにしたデザインで乗り心地を改善する。同社の新型電車導入は２１年ぶり。 特急「しおかぜ」に使用している２０００系ディーゼル車の老朽化に伴い順次切り替える。事業費約１０億円で４両を特急「いしづち」として先行投入し、１５年度末までに１０両を加え計１４両にする計画。国の経営安定化支援措置資金を活用する。 デザインはＪＲ四国と川崎重工業が共同で開発。外観はＳＬを基に「未来特急」をイメージした。先頭にＳＬの筒状ボイラーを連想させる黒色の円形を配し、車体は緩やかな流線形にした。色は愛媛特産のミカンのオレンジと香川特産のオリーブの緑をあしらった。
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