老朽化に伴い愛媛県今治市旭町1丁目の敷地内で建て替えを進めていた今治署の新庁舎が完成し、25日から業務を開始した。南海トラフ巨大地震など災害時の対応拠点としての役割も果たすため耐震化し、自家発電設備を整備するなどしている。 旧庁舎は建築基準法に基づく現行耐震基準が導入される前の1965年に建設され、手狭にもなっていた。このため庁舎に隣接する武道場を解体し、昨年10月から跡地で新庁舎建設を始めた。鉄筋コンクリート6階建てで、延べ床面積は旧庁舎の約2.5倍となる4952平方メートル。 東日本大震災を受け、耐震基準の1.25倍となる耐震強度を持たせた。電気系統は、津波や水害を想定し地上18メートルの5階に設置。72時間連続で使用できる自家発電設備も整備した。
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