JR四国と愛媛県は25日、1両編成のワンマン列車に自転車をそのまま積み込んで一般乗客との混乗を検証するサイクルトレイン試験を、JR予土線で始めた。12月8日まで。 初日はあいにくの雨となったが、宇和島市錦町のJR宇和島駅では客たちが自転車を運び入れて出発。車内で自転車が倒れないよう、ひもで固定したり手で支えたりしていた。一般乗客の主婦神尾佳代さん(66)は「自転車の持ち込みに違和感はない。赤字解消へ観光客増加につなげ、予土線沿線を元気にしてほしい」と話していた。 サイクルトレインは北宇和島駅と若井駅(高知県四万十町)を除く予土線各駅で乗降でき、積載可能台数は5台。上り4本と下り5本の1日計9本が対象で「しまんトロッコ号」運行便は除く。料金は運賃のみで自転車持ち込みは無料。
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