愛媛マンダリンパイレーツ(MP)は22日、来季監督にプロ野球前オリックス2軍監督の弓岡敬二郎氏(55)が就任すると発表した。 弓岡氏は兵庫県出身。東洋大姫路高、社会人の新日鉄広畑を経て、1981年に阪急(現オリックス)にドラフト3位で入団。1年目から遊撃手などを務め、84年のリーグ優勝に貢献した。 同年にベストナインとゴールデングラブ賞を獲得、91年に引退した。実働11年で1152試合に出場。通算成績は打率2割5分7厘、37本塁打、273打点。 92年にオリックスの1軍内野守備走塁コーチに就任以降、スカウトなども経験。オリックス一筋に主に指導者の道を歩んだ。2013年は2軍監督を務めていたが10月、オリックスから通算33年目での退団が発表された。 愛媛MP監督就任に関し、弓岡氏は「愛媛は野球熱の盛んなところ。若者を一人でも多くNPB(日本野球機構)に送り出したい」と話している。球団との契約、就任会見は12月上旬の見通し。 愛媛MPは9年目の今季、総合優勝を果たせなかった責任を取らせる形で10月中旬、星野おさむ監督(43)と、萩原淳投手コーチ(40)の契約を更新しない方針を発表。今月1日には吉岡雄二打撃コーチ(42)も辞任し、来季の指導体制が白紙になっていた。
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