「笑顔は人を幸せにする」と題したロンドン五輪体操競技代表の田中理恵選手と父章二さんのトークショー(松山市体育協会主催)が23日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであり、世界で活躍できる選手を育てた家族のエピソードに多くのファンが聞き入った。 田中選手は、高校時代に足首のけがや、短期間で身長が大幅に伸びた体形変化などで苦しむ中、父から「マイペースにいけよ」、母から「笑顔を大事に」と声を掛けられ続けた経験を語った。 2017年愛媛国体を目指す県内の選手らに対し、田中選手は自分も普段から心掛けていることとして「他の選手と比べず、自分自身と闘って。団体戦はみんなで勝ち取る気持ちが必要」と助言。章二さんは「基本の動きや姿勢を大事に。技は、基本がきれいかどうかで違いが出る」と話した。
↧