医師の過重負担軽減に向け、愛媛県県八幡浜保健所は23日、病傷者の診断順を適正に判断する「トリアージナース」の養成に向けた研修会を八幡浜市内で開いた。周辺市町の看護師や救急救命士ら約60人が、災害現場でのトリアージの役割などを学んだ。 講演した前橋赤十字病院(前橋市)の小池伸享看護係長は、東京電力福島第1原発の事故後に群馬県が福島の避難患者200人を受け入れたことを説明。「(短時間で)急性、慢性などを診る看護師の役割を認識した。DMAT(災害派遣医療チーム)研修や訓練への参加も必要だと感じた」と振り返った。
↧