オーケストラに親しんでもらおうと愛媛県四国中央市土居町津根の長津小学校で20日、室内楽団による演奏会があった。全校児童約220人がチェンバロやバイオリンの織りなす繊細な音色に耳を傾けた。 同校の依頼で大阪市のテレマン室内オーケストラの18人が来校。バッハが活躍した約300年前のバロック音楽を代表するビバルディ作曲「四季」や、バロック調に編曲されたアニメソングなど約10曲を披露。演奏の合間には、演奏前の調音は「ラ」の音でするといったオーケストラにまつわる豆知識が紹介された。 会の後半では、児童代表者らが指揮に挑戦。演奏に合わせ、全校児童も校歌など3曲を歌った。タクトを振って楽団をリードした2年高木紗羽さん(7)は「指揮をしたのは初めて。緊張したけど楽しくできた」と話した。
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