戦後の俳壇をリードした愛媛県松山市出身の俳人石田波郷(1913~69年)の命日である21日、石田波郷顕彰会(熊野伸二会長、約30人)は同市神田町の定秀寺で法要を営み、功績をしのんだ。今年は生誕100年の節目でもあり、会員らは「記念行事で盛り上がる東京に負けず、活動を活性化させたい」と意気込んだ。 波郷は旧温泉郡垣生村生まれ。定秀寺は石田家の菩提寺で、幼いころによく訪れたという。32年に上京後は東京が活動拠点となった。 法要には13人が参加。波郷の写真や好物の柿を本堂に据え、読経や焼香を行った。
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