東京電力福島第1原発事故の風評被害による干しシイタケ価格の低迷に立ち向かおうと、大洲、西予両市の原木栽培農家22人でつくる生産販売研究グループ「げんぼく55会」などは21日、愛媛県大洲市東大洲の農産物直売所「愛たい菜」で販促イベントを開き、メンバー15人が市民に消費拡大を呼び掛けた。 生産量国内4位の県産干しシイタケの市場平均価格は、2012年の1キロ約3300円から今年は1900円程度に暴落。生産量急減が懸念されている。 21日は55会の婦人部が、水で戻した大型干しシイタケをアワビに似た形に切って炊き込みご飯に添えた「山あわびごはん」の販売や、手軽なシイタケ料理の試食でPR。川ガニとサトイモ、生シイタケがたっぷりの「肱川鍋」も無料配布し、客の列ができていた。
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