「ｉｍａｂａｒｉ　今治」商標登録　中国に再審請求

　今治タオルの中国での商標登録問題で、愛媛県今治市と四国タオル工業組合（同市）は２１日、中国商標局に中国の個人から出願されている商標「ｉｍａｂａｒｉ　今治」登録への異議申し立てが却下されたため、再審請求したと発表した。裁定には２年以上かかる見通し。　同商標は２０１０年１月に登録出願された。中国での今治タオル販促を図る市と組合は１２年１１月、「今治の地名は今治タオルの原産地として中国でも広く知られた外国地名で、登録は違法」として商標局に異議を申し立てたが、１３年１０月２２日に却下の裁定が下った。　組合などは今治タオルのロゴマークの商標登録を出願し、１２年８月に登録決定。一方、中国企業による漢字「今治」の商標登録出願への異議申し立ては却下されたため、１３年７月に再審請求した。