違法薬物や銃器などの密輸出入の取り締まりの連携を強化しようと神戸税関松山税関支署などは21日、松山市海岸通の合同庁舎で愛媛地区協議会(会長・東円支署長)を行い、県警や松山地検など7機関の関係者35人が意見交換した。 神戸税関の南埜耕司調査部長が「関係機関が一堂に会して密輸入の防止・摘発の方策を協議する有意義な場だ」とあいさつ。非公開の会議では、密輸事案や薬物・銃器などの情勢を共有し、捜査の協力や連携の在り方を協議した。 南埜調査部長や同支署によると、今年8月までの全国の覚せい剤押収量は約686キロで、昨年同期比の3倍を超える。貨物船で積み荷に隠して大量に持ち込まれたケースがあったほか、二重底に改造したスーツケースや体内、土産物の中などに隠す旅客機での密輸が目立つという。
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