テレビの4Kを上回る規格で解像度が現行のハイビジョンの16倍となる「8Kスーパーハイビジョン」の内覧会が22日、愛媛県松山市堀之内のNHK松山放送局であり、県内の行政や放送局の関係者らが高精細な映像を300インチの大画面で味わった。 NHKは東京五輪が開かれる2020年を目標に実用化を研究中。撮影・視聴機器ともまだ少なく、今回は東京のNHK放送技術研究所から運び四国で初めて公開した。 上映したのは阿波踊りや紅白歌合戦などの番組5本。リオのカーニバルでは、通りを埋めた踊り手一人一人の衣装の羽毛がうごめく様子などをくっきり映し出し、最新の音響技術も駆使して臨場感を出していた。見学者の一人は「鮮明ですごかった。技術を生かしてどんな番組を作るかが課題だと思う」と感想を語った。 同局は23、24日に城山公園である「えひめ・まつやま産業まつり」に合わせて一般公開し、各日12回上映する。
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