「妄想工作家」を名乗り、ユーモラスな雑貨や消しゴムはんこなどを手掛ける乙幡啓子さん(43)=東京都=の個展「乙幡脳 リアル博覧会」が、愛媛県松山市千舟町4丁目のTHE 3rd FLOORで開かれている。24日まで。 ライターだった乙幡さんは自作した雑貨の記事を書くようになり、2005年ごろから「おもしろ工作」を本格化。100以上の作品を生み出し、今夏2冊目の著書を出版した。 窓にぶら下げる虫よけネットと、同じくぶら下がっている姿で有名なサケの絵画からイメージしたカバーを組み合わせた「鮭コナーズ」。ホッケを模したペンケース「ほっケース」はチャックを開くとまさにホッケの開き。愛媛での個展に合わせ、「皮をむいたミカンがウニっぽい」と着想したエッグスタンド風のウニ型「みかんの新しい置き台」もユニーク。だじゃれを表現した消しゴムはんこなどもある。
↧