台風や集中豪雨による土砂災害に備える防災訓練が2日、愛媛県西予市城川町遊子川地区であり、住民や消防団員、自治体関係者ら計約220人が情報伝達や避難経路の確認などをした。 6月の土砂災害防止月間に合わせ、国土交通省が毎年行う全国統一訓練の一環。県と市などが主催した。 梅雨前線の接近に伴い、市に大雨洪水警報が発令されたと想定。市災害対策本部の避難勧告を受け、県が指定する土砂災害特別警戒区域の住民ら約150人が近くの集会所など計10カ所に歩いて避難した。さらに河川で土石流が発生したとして、遊子川小学校に車で移動した。 地区自主防災会事務局の中井圭介さん(37)は「訓練を通し、家から動けない高齢者などを把握することができた。いざというときに訓練を生かしたい」と話した。
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