「災害に対するあなたの感覚は甘い？ それとも辛い？」―。愛媛大防災情報研究センターは愛媛県愛南町と協力し本年度から３年間で、町民対象の防災意識アンケートを行う。南海トラフ巨大地震などの災害リスクに対する自身の感覚の傾向を知り、災害情報に的確に反応する力を養ってもらうのが狙い。 アンケートは、大学の研究成果を地域の減災に生かす文部科学省の研究プロジェクトに採択された同センターの「科学的・社会的好奇心を刺激する自発的減災活動の推進」事業の一環。初年度の事業費は約３００万円。 質問項目は、次に来る大地震時の揺れ▽揺れによる自宅被害▽津波高▽津波による自宅の被害―の想定などを予定。回収アンケート用紙とは別に住民が保管する回答用紙を同封し、集計結果と回答を比べることで、自身の感覚を知ってもらう。具体的な対象人数は未定。
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