愛らしい落とし物、ハリネズミ保護 　松山南署

　「早く迎えに来て」―。愛媛県松山市内でこのほど、ヨツユビハリネズミが見つかり、松山南署に保護された。慣れない環境でも「とげとげしさ」は封印し、つぶらな瞳で飼い主の迎えを待っている。　同署会計課によると、１０月３０日夕方、同市東石井３丁目のコンビニエンスストアの植え込みで、体長約１０センチのヨツユビハリネズミを通り掛かった男性が発見。署員が署に連れ帰ると、愛らしいしぐさで魅了した。県立とべ動物園で飼育禁止の種でないことを確認し、署員の家族が世話をしている。　１１月６日夜には、同市南久米町で住民の女性がフェレットを発見。網で捕まえ、同署で保護している。体長約４０センチ。日中はうとうとと無邪気な寝顔を見せているが、夕方になると元気よく動き回り、餌を食べている。松山市内のペットショップによると、ヨツユビハリネズミは警戒心が強く夜行性。フェレットほどの人気はないが、ペットとして販売されている。