障害者の就労継続支援施設の利用者が1枚の白い布地から作った花々約30点を集めた作品展が、愛媛県松山市一番町3丁目の萬翠荘で開かれている。10日まで。 障害福祉サービス事業を展開する「あいサポート」(同市山越5丁目)の主催。会場には、施設を利用する18~64歳の17人が七五三やクリスマス、お正月などの「記念日」をテーマに作った本物と見まがうほど細やかで美しい布花が並んでいる。友人と訪れた同市持田町4丁目の主婦田之内良子さん(69)は「染色や裁断も自分たちでしたと聞いてびっくり。どれも精巧で、見ていると優しい気持ちになれる」と話していた。 同社では施設利用者の自立支援の一環として布花を定期的に制作。県内のホテルや施設のロビーに商品としてレンタルする機会も増えているという。 同展は午前10時~午後6時。最終日は午後4時まで。
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