愛媛県新居浜市萩生の篠原弘さん(77)方の庭で650鉢の菊が見頃を迎え、色とりどりの品種が見物客を別世界にいざなっている。今月末まで楽しめそう。 知人に菊5本をもらったのを機に1993年から育て始め、徐々に鉢数を増やしてきた。妻国枝さん(74)の手助けで、食事と睡眠以外は菊に付きっきりの生活を送っている。 今年は猛暑で、茎が伸びすぎないよう注意を払った。夏は午前4時に起き、毎日水やりに2時間をかけたかいあって「花と葉のバランスが良く、満足いく出来栄えになった」と安堵(あんど)する。 大輪の「大菊」や球形の「ポンポン菊」、花弁が細くのびる「細管(ほそくだ)」などを自宅を囲むように配置し、鮮やかな色が競演。家族が手作りしたペンギンや、ゆるキャラ「バリィさん」の置物も展示している。
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