大学研究施設での化学災害を想定した特殊災害対応訓練が13日、愛媛県松山市勝岡町の県消防学校であった。市消防局や県立中央病院、県警など5機関の計約120人が参加。専用機材を使った化学物質の検知・除染や傷病者の救出などに取り組み、連携強化を図った。 訓練は研究施設で多数の学生が倒れ、目や鼻、喉の痛みを訴えているが原因は不明との想定。実践力を養うため、シナリオを事前に知らせないブラインド方式で実施した。 通報を受け到着した市消防局の救助隊員や県警機動隊員らが化学防護服を着込み、有毒ガス検知器などで安全を確かめながら施設に進入。倒れ込む傷病者の重症度を確認しながら約30人を担架などで搬出した。
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