戦国時代の村上水軍を題材にした歴史小説「村上海賊の娘」（新潮社）を出版した作家和田竜さん（４３）が１５日、愛媛県庁に中村時広知事を訪ね、村上水軍や瀬戸内しまなみ海道の魅力などについて歓談した。 和田さんは直木賞候補作「のぼうの城」でデビューし、今回が４作目の小説。「村上海賊の娘」は、能島村上水軍の景姫を主人公に、三島村上水軍・毛利勢と、織田信長勢の泉州海賊らが交戦した第１次木津川合戦を舞台に描いた歴史エンターテインメント。 広島市で育った和田さんは「小学校のときに家族旅行で因島を訪れ、和田家では村上水軍はかっこいいものというイメージだった。作品にしたいと思っていた」などと説明した。
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