愛媛県八幡浜市保内町出身で、大相撲の第39代横綱に上り詰めた前田山英五郎(1914~71年)の偉業に誇りを持ってもらおうと、母校の喜須来小学校(同市保内町喜木)で18日、相撲大会があった。全校児童約130人が保護者らの声援を受けながら先人に負けない熱戦を繰り広げた。 29年に初土俵を踏んだ前田山は豪快な張り手などを武器に強豪を次々と倒して「張り手旋風」を起こした。一時、右腕に重い病気を患ったが奇跡的な復活を遂げ、47年に戦後初めての横綱に昇進した。 18日の大会では7人制の団体戦と学年・男女別の個人戦を実施。児童は体育館の特設土俵で激しい立ち合いや技の掛け合いを披露した。手に汗を握る接戦が多く、物言いがついて取り直しになる場面もあった。
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