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人間国宝らの作品並ぶ 松山で「愛刀展」

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 愛媛県内の刀剣愛好者の所蔵刀などを展示する「愛媛の愛刀展」が松山市堀之内の県美術館南館で開かれている。刀匠として初めて人間国宝に認定された高橋貞次(西条市出身、1902~68年)の名刀など、鎌倉時代から現代の作品約120点が並ぶ。22日まで。 日本独自の文化財である日本刀やその制作技術の保存継承に取り組む日本美術刀剣保存協会の県支部(伊藤泰夫支部長、74人)が、若い人にも興味を持ってもらおうと約40年ぶりに開いた。 貞次の55年の作品は、自ら「一代精魂三作」と評した会心作の一つ。剣をのみ込む竜が精巧に彫られており、特に刀身の彫刻に卓越していた貞次の技術が凝縮されている。松山藩の陸奥守橘輝政や宇和島藩の駿河守国正といった地元の刀匠のほか、幕末期の伝説の刀匠といわれる源清麿が鍛えた刀も並ぶ。

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