中高生ら最先端科学に触れる実験に挑戦　松山

　無細胞タンパク質合成技術などを世界に発信する「プロテイン・アイランド・松山国際シンポジウム２０１３」の一般向け体験セミナー「とことん科学―タンパク質ってすごくない！？」が１６日、松山市湊町７丁目の市総合コミュニティセンターであった。中高生や家族連れら約９０人が講演や実験を通して最先端の研究に触れた。　愛媛大の遠藤弥重太特別栄誉教授が開発した技術に親しんでもらおうと、愛媛大や松山市など５団体が主催し、１１回目。　セミナーでは遠藤教授ら３教授が、タンパク質の働きやマラリアワクチン研究、生命の原理について講演。参加者はアミノ酸などを用いて試験管内でタンパク質を作ったり、ブロッコリーからＤＮＡを取り出したりする実験に挑戦した。　一般向けセミナー以外に１８日は国内外の研究者を招く国際シンポジウムを愛媛大で行い、１１月には企業向けの情報発信セミナーも開く。