原発施設を狙ったテロへの対処訓練が14日、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)であり、県警と松山海上保安部などの約100人が、海上から侵入するテロリストを連携して制圧する手順を確認した。 訓練はまず、テロリストの乗るゴムボートが伊方原発に接近中との想定で実施。不審船の情報を受けて追尾した警察船や海保の巡視船、県警ヘリがボートを停船させた。 銃を所持した2人組の男が敷地内の荷揚げ岸壁に侵入し、不審物を投げたケースでは、特殊車両で駆け付けた機動隊員が銃撃戦の末、制圧。防護服を着た隊員がエックス線などで不審物の中身を確認し、密閉容器に入れて除去した。
↧