愛媛県東温市須之内の民家で13日に女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職土居敬治容疑者(65)が、今年5月に死亡した父親の遺族年金を、死亡していた可能性のある母喜久子さん(94)を受取人として役所に申請していたことが17日、関係者の話で分かった。 土居容疑者は「母親は2011年2月に亡くなった」と供述しており、松山南署は、受給資格のある母親を装って受給した詐欺容疑の可能性も視野に、遺族年金や喜久子さん自身の年金の受給状況なども慎重に調べる。 関係者によると、土居容疑者は、喜久子さんの委任状を添えて年金を申請しており、供述通りなら、委任状を偽造した可能性もある。土居容疑者に遺族年金の受給資格はなかった。
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