高齢者の介護や食事などの相談を広く受け付けようと、愛媛県松山市小野・久米地区の地域包括支援センターなどが17日、同市南久米町の「くすりのレデイ南久米店」で出張相談会を開いた。 高齢者サロンや公民館活動に参加しづらい人にも気軽に来てもらうのが狙い。訪問看護などを行う「在宅ケアセンターひなたぼっこ」と合同開催し、県栄養士会も協力。見た目では分からない低栄養状態や転倒リスクの検査などを実施した。 ケアマネジャーや看護師、社会福祉士、管理栄養士ら5人が対応。立ち寄った買い物客たちは「足腰が弱まって転倒が心配」「子供の助けは借りたくなく、将来のため介護施設を探している」などと日ごろの悩みを話していた。 近くの女性(87)は「毎日30分は歩く。元気のこつは気ままに暮らすこと」とにっこり。職員らは「自分は大丈夫と思う人もぜひ寄って、さらに体に関心を持ってもらえたら」と呼び掛けた。
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