弘法大師空海(774~835年)について絵巻物などで紹介するテーマ展「弘法大師空海の生涯」が、愛媛県西予市宇和町卯之町4丁目の県歴史文化博物館で開かれている。12月1日まで。 空海が四国霊場八十八カ所を開創して1200年目に当たるとされる来年、同館は空海ゆかりの文化財などを取り上げる特別展を開催予定。今回、プレイベントとして開いた。 江戸時代の作とみられる絵巻物「高野大師行状図絵」(同館収蔵)全10巻のうち6巻を展示。空海の両親が、インドから飛来した聖人が空海の母の懐に入った夢を見た後、母が妊娠したとのエピソードや、空海が6、7歳のころに三度山から谷底めがけて飛び降りたが天女に受け止められたとの話などを紹介している。
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