日本古来の楽器「しの笛」の女性愛好家でつくる愛媛県四国中央市の「横笛会」が本格的な活動を始めて今年10年を迎えた。19日夜には、約40センチの竹製の楽器が奏でるどこか懐かしい音色を市内で開かれる観月会で響かせる。メンバーらはそれぞれの思いを持ち、音合わせに励んでいる。 横笛会は土居地域などの50~60代の主婦ら5人で構成。新居浜市でしの笛を教える元小学校教諭細川共栄さん(71)に基礎を教わり、個人練習などで腕を磨いてきた。 四国中央市土居町入野の郷土館「暁雨館」で開かれる観月会には毎年参加している。今年は19日の本番に向け、16日夜に細川さんら計5人が同館で合同練習。約2時間かけて6曲の音合わせをした。
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