薬物注入で立ち枯れし、昨年12月に伐採された樹齢約500年の惣河内神社(愛媛県東温市滑川)の神木ヒノキの公開入札が4日、松山市中野町の県森林組合連合会(県森連)木材流通センターであった。切り出した中で最大の丸太2本が出品されたが、希望入札価格に届かず売買は成立しなかった。 県森連によると、入札には郵送を含め、県内外の5業者が参加。今後は最高値を付けた県内の製材業者と交渉するとしている。丸太の長さはそれぞれ約10.8メートルと約9.5メートル。最小直径は約1メートルと約0.8メートル。入札前には関係者が倉庫で木の状態を確かめていた。
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