香港への食品輸出を目指す県内企業の商談会が11日、愛媛県松山市大可賀2丁目のアイテムえひめであり、水産物や農産品加工、菓子など11社が現地輸入業者に自慢の商品を売り込んだ。 東アジアへの県産品輸出促進を担う県の「地域商社」に選定されている芙蓉海運(新居浜市)が主催。香港の小売店や飲食店に日本食品を販売している新大和有限公司と参加企業が個別に商談した。 企業の担当者は自社商品を提示してこだわりをアピール。輸入業者は香港の消費者のトレンドを説明し、売れる商品作りなどをアドバイスした。 茶を製造販売する松南園(松山市)の村井剛常務(33)は「香港でブームと聞いている抹茶を使った商品で販路開拓したい」と意気込んでいた。きな粉と黒ゴマを使った菓子を製造する世起(松前町)の今村暢秀社長(46)は「商談会で聞いた意見を商品作りの参考にする」と話した。
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