サイバー犯罪に対する知識を深めようと愛媛銀行は11日、愛媛県松山市勝山町2丁目の本店で、県警の担当者を招いた講演会を開き、パソコンを使った業務に従事する行員が注意点などを学んだ。 講演会では、県警本部や四国管区警察局の担当者が、ウイルスを含んだ添付ファイルが就職活動中の学生の相談を装って企業に送られてくる事例やパソコンが実際に遠隔操作される様子を紹介。手口が巧妙化し、一定期間メールをやりとりした上でファイルを送付してくる例が増えている状況を説明した。 県警の担当者は「最大の防衛策は個人の意識改革。講演会を機に不審なファイルは開かないよう気を付けてください」と呼び掛け、同行の福富治常務取締役は「サイバー上の悪意ある行為は日常的に起きている。顧客に安心安全に利用していただけるよう引き続き対策を講じる」と話した。
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