起業・創業者に県独自の支援を　松山 知事と懇談会

　中予の企業関係者と中村時広知事が意見交換する「えひめ経済懇談会」が９日、愛媛県松山市北持田町の県中予地方局であり、経営者ら６人が企業の現状や課題を報告。起業・創業支援など経済活性化に向け提言、要望した。　画像処理技術を用いた製品を開発するシステムエルエスアイ（松山市）の中浦一浩代表取締役は自身の起業経験も踏まえ「愛媛の活性化には企業数確保が大事。独自の起業・創業者支援を考えてほしい」と要望。中村知事は「起業や企業誘致の補助条件で他県と明確な差をつけるのは難しい。愛媛は物流面でハンディはあるが、気候や物価面などの利点もあり、総合的に情報発信していく」とした。